「おいしかった!」で達成感が倍増
どのお手伝いでも共通していえることですが、役に立ったことが目に見えたり、実感できたりすると、子どもの「またやってみよう」という意欲につながります。とくに料理は子どもに頼みやすいお手伝いが多く、結果を実感しやすいジャンル。子どもがやってよかったと思える工夫や声かけがポイントです。

- プロセスから結果までが見える
手軽なお手伝い
- 鍋料理は食材を買った状態から調理の過程、出来上がりまですべて見えるのがいいところ。電子レンジやオーブン料理は、器具に入れる前と出てきたときの変化に驚く楽しさがありますが、鍋料理はぐつぐつと煮えていく様子を見ながら「もう食べられる?」と待つ楽しみがあります。みんなでワイワイ楽しめる料理の中でも手軽に準備でき、お手伝いを頼みやすいというメリットも。

- だれかの役に立つ喜びを
子ども自身楽しみながら
- お手伝いをして、親の喜んでいる姿や、うれしそうな表情を見ると子どももうれしくなります。ママやパパに「ありがとう」と感謝してもらうことで、子どもは「人の役に立つのはうれしい」という気持ちを知り、自尊心や自己肯定感がはぐくまれます。料理のお手伝いは、子どもも「おいしかった」と楽しみながら、人の役に立ったという満足感、達成感を味わえる絶好の機会です。
年齢別 おすすめのお手伝い
年齢や発達に合わせて、子どもの「やりたい!」を伸ばす、おすすめのお手伝いをご紹介。
具材を切ったり、並べたりはもちろんですが、家族みんなで買い物に行き、鍋の味をどうするか、具材は何を入れるかを一緒に考えるのも楽しいですよ!

どの年代の子どもにもお願いできる、鍋料理の準備が大根おろし。おろす部分で手をけがしないように注意しながら、大根を子どもが持ちやすいサイズに切っておろしてもらいましょう。子どもが頑張ってできそうなら、鍋いっぱいに入れてみぞれ鍋に。少ししかできなくても、薬味として使えます。子どもにまかせてみて、結果がどうであれ「ありがとう」「助かったよ」の声かけは忘れずに。ママ、パパも一緒に家族みんなで協力して大根おろしを作るのも、楽しい作業です。
※大根の皮むきなどに使うピーラーは意外に危険。子どもの指先を傷つける恐れがあります。気をつけましょう。
子どもが自発的にお手伝いするコツ
好きな香りの石けんを選んで
手を洗おう
料理を始める前やごはんを食べる前は手を洗うのが基本。その手洗いに使う石けんを、子ども自身が自分の好きな香りで選ぶと楽しみが増し、「さあ、作ろう!」という気分もアップ。手を洗う習慣づけにもつながります。
自分がお手伝いをして、出来上がった鍋料理の味は、子どもにとって格別でしょう。ママも子どもに手伝ってもらえれば、準備はより簡単。この冬は鍋料理の出番が増えるかもしれませんね。

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- 日曜の朝にパンケーキ!

- 作ってみたいと張りきって、卵を上手に割り、泡立て器でグルグル回し、疲れたーと言いながらも最後までやり遂げた子どもに成長を感じました。(タバスコさん)
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- 初めてのお手伝い?

- 洗濯物を干していると必ず寄ってきてベビーハンガーや洋服で遊びます。最近、ハンガーを「はいどーぞ!」してくれるようになりました!(いくみんさん)
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- カイワレさん。初対面

- 娘がいろいろ持ち運んだり、手渡してくれたり、台所でお手伝いをしてくれているときのひとコマ。葉っぱがたくさんあって驚き、喜んでいました。(あーみさん)
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- ぼくもキレイキレイ

- お手洗いの掃除をしていると、ぼくも!とお手伝い。 キレイになると気持ちいいね!とせっせとやってくれました。(すけまむさん)
今月の先生

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伊瀬玲奈先生
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和洋女子大学 人文学部 こども発達学科 准教授。保育学がご専門で、保育者をめざす学生への指導だけでなく、保育所・こども園の保育士さんへの指導・助言も行っていらっしゃいます。
次回の「はじめてのお手伝い」<2019年2月21日(木)更新予定>は
「道具を点検!新学期の準備をしよう」です。お楽しみに!

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応募期間:2019年1月24日(木)~2月21日(木)
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たっぷりおろせる深型容器のセラミックおろし器。底面にシリコーンの滑り止めがついているので安定して使えます。
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